すべて、求む。








いつも退屈が嫌。
面白いものが欲しい。

普通なんて嫌。
不思議な事をしたい。



それだけだったの。
何も見つからないままで終わりたくなんかなかった。




いっぱい、いっぱい
普通にないものが欲しかった。




でもいつの間にか変わった。


欲しいものはたった一つだけ。





今私を抱きしめてくれるこいつだけ。




信じられないくらいに
幸せだと思える。


退屈なんてどこにもない。愉快とも違う。
ただ体も心も芯から温もるような。




そんな気持ち。


死にたくなんかないけど
死んでも構わないって思っちゃうくらい。




もしこいつと引き換えに宇宙人や未来人や超能力者に会わせてくれるって言ってももうごめんだわ。




そんなものいらない。
こいつ一人がいてくれれば。



…?

なんだか泣きそうな顔をして誰かが見てたような気がしたけど。




どうでもいいわ。




キョン、離してなんかあげないから。




ね…?






END



普通にハルキョン目指しても独白させると少し病んでしまうのは…
癖ですね。もう。


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